ロックウェルアイズ

シャッター アイランドのロックウェルアイズのレビュー・感想・評価

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
3.7
犯罪を犯した精神病患者を島全体で収容する施設、シャッターアイランド。
この施設に収容されるレイチェル・ソランドという女性が失踪したことで、この絶海の孤島へ捜査にやってきた保安官のテディは何かを隠すような職員や漂っている不穏な空気に不信感を募らせる。
相棒をも疑い始めたテディは1人で捜査を始めるが…

映画としての完成度は高いし面白かったけど、、、嫌いやわぁこの話。
まさか、そういうことではないよなと思ったらそのまさかだった、いやおもんねー。
この設定的にディカプリオが闇深い精神病院に潜入してどんどん深みにハマっていくみたいな感じを期待するじゃん。
それを思いっきりひっくり返すな。
ひっくり返してもいいけど、オチを雑にすんなよ。
オチが読めないことで有名らしいけど、普通に読めちゃったし、そんな禁じ手使われたら納得いかない。
あと、過去のトラウマ的な部分も長く描いている割には、ナチスの収容所での話と奥さんとの話がごっちゃごちゃで、ここも雑に感じてしまった。
何度も言う、映画としての全体的な完成度は素晴らしいものがある。
だから高評価の訳も分かるし、酷評もしたくはない。
ただ、この映画の核となる部分がそこだったってことがどうしても受け入れられなかった。