スローモーション男

豹/ジャガーのスローモーション男のレビュー・感想・評価

豹/ジャガー(1968年製作の映画)
4.2
 初のセルジオ・コルブッチ監督作品!

マカロニ・ウエスタンの巨匠でセルジオ・レオーネの次に有名だった監督。

 舞台はメキシコの独裁政権下、金儲けのために生きるガンマンのポラックと革命軍のリーダー、パコ。
 共同し、大富豪や政府軍と戦う。

 ずっと銃で撃ちまくってて楽しい!!
機関銃使って政府軍を蹴散らしたり、飛行機を落っことしたり、痛快です!

 レオーネが革命を描いた『夕陽のギャングたち』より早く革命についての西部劇作ってるのが素晴らしい!
 コルブッチは共産主義者だったようで、こんな作風が多いみたいです。

 途中で革命軍に女性が参加するとこが良いです。それで友情に亀裂が入るみたいな。
 ポラックとパコの関係性がどんどん変化する不思議です。

 途中、ダラダラするシーン多かったなぁ…。

 でもクライマックスの『続 夕陽のガンマン』みたいなメキシカン・スタンドオフとガトリングガン撃ちまくりは最高!!!
 そして「夢を見てもいいが、目は開けておけ!」が素晴らしいカタルシスを産み出しました!

コルブッチの作品『続 荒野の用心棒』と『殺しは静かにやってくる』が観たい!