けーな

異人たちとの夏のけーなのレビュー・感想・評価

異人たちとの夏(1988年製作の映画)
4.5
私は、洋画の方が好きなので、邦画を沢山は、観ていないけれど、今までに観た邦画の中で、好きな作品のベスト3に入る映画。
(正確にベスト3を検証してはいないけど)

イギリスで作られたリメイク版が、好きな俳優のアンドリュー・スコット主演で上映されているのを観る前に、今作も観直しておこうと思って観た。

とにかく、今作で、素晴らしいのは、秋吉久美子。すごくいい。鶴太郎も、いい味出してた。名取裕子も、はまり役だし。そして、やっぱり、主人公を演じる風間杜夫が、雰囲気にぴったりだった。

何よりも、すき焼きのシーンが、とても良くて、泣ける。

今回、今作を観ている時、ふと、ハリー・ポッターで、『みぞの鏡』を毎晩見に行ったハリーのことを思い出した。

ホラーが苦手なので、昔、観た時には、終盤のシーンが怖くて仕方なかった。しかし、今、観ると、映像も荒くて、怖いシーンも、雑な気がして、笑ってしまいそうにさえなったけど、あの時代の技術では、仕方ないことだろう。

原作は、山田太一で、脚色は、市川森一、そして、監督は、大林宣彦。
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