トランスマスター

蟹工船のトランスマスターのレビュー・感想・評価

蟹工船(2009年製作の映画)
1.0
♯61 舞台演劇

マグロ漁船よりハードな蟹工船とは
どんなものか興味があり視聴

舞台は戦前のオホーツク海に浮かぶ蟹工船
主人公はブラック企業で働く労働者達
現場監督がステッキで労働者を叩きまくる奴隷のような労働環境の中、栄養失調や睡眠不足でどんどん倒れていく。ある日2人の労働者がボートで脱走し、ロシア船に救出される。ロシア人とのコサックダンスを通した交流を経て、労働者の権利を知り行き詰まった状況を打開する為の活路を見出す物語。

◆良い点/注目ポイント
・蟹の缶詰を作る過程のベルトコンベアや機械の動力が、蒸気機関ではなく人力という事。また帝国海軍の駆逐艦に護衛されながらロシアの領海ギリギリまで漁をしていた事がわかりました。

◆改善点
・集団自決のシーンなど船がリズミカルに揺れたりしてコメディタッチな表現があり、作品全体が緩いです。
・寝床での労働者の会話の仕方が学芸会。
・生きるか死ぬかギリギリまで体力と時間を搾取されている労働者が、お揃いの鉢巻や旗をプロ並みのクオリティで作ってしまう邦画特有のコスプレモードに萎えます。

◆総括
・本作の小説の原作者
共産党員の小林多喜ニは1933年に
特高警察からの拷問により死亡しています。

邦画の事が大嫌いになる作品。
キャスティング
演出
ED曲
全てがラジー賞。

洋画は最高です。

-2022年61本目-