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ふしぎの国のアリスのごはんのレビュー・感想・評価

ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)
4.5
ビジュアルや出てくるキャラクターは知っていたけど、ストーリーはこんななのねーって作品。

なんとも取り止めのないというか、行って帰ってな話ではあるけど、どこの話もデタラメでめちゃくちゃで、なんのこっちゃ…って感じだった。もちろんそれが本作の魅力。
常識人間になってしまった自分にはなんだかついていけなかった気がする。
アリスは割と柔軟にあの世界に馴染んでいた気がする。

「アリス」
ディズニープリンセスではないのでグッズとかであまり見ない気もする(気のせい?)アリスだけどなんだか可愛らしい感じで、おてんばな感じもあるけど、どことなく品もある魅力的なキャラクターでした。

「アニメーション」
ディズニーアニメーションなのでどのキャラクターもよーく動くんだけど、トランプたちが出てきたあたりから特にアリスの動きもやたらと滑らかに見えた気がするし、トランプたちもなんだか不思議な見え方だった気がする。多分なんかしらの技法とかトレースとかしてるのかなと思うけど、不思議な絵作りに夢中にさせられた。

「ラストは夢オチ?」
最終的にこれどうなるの?と思ってたけど、
え?夢オチなの??
まぁそれはそれであの世界の不思議さに納得がいくので良いけど。


見終わった後これの伝えたいことって
「ちゃんと世界を理解しないとデタラメだらけでおかしな事になっちゃうから、教養とかは大事」って事かなと思っていたんだけど、
どうやらメッセージとしては
「常識に捉われず、新しいこと、興味のあるものへの挑戦」的なものらしい。
全然そうは思わなかった…


これもまた名作アニメーションのひとつではあるだろうから見ておいて損はないと思うけど、他のディズニープリンセスものとかに比べると何かになるとか、わかりやすいハッピーエンドでもない気がするので、他作品的ななるほど納得感求める人には向かない話かも。
でも映像、世界観はとても面白い!
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