ブタブタ

晴れ、ときどき殺人のブタブタのレビュー・感想・評価

晴れ、ときどき殺人(1984年製作の映画)
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例えば今、映画で浜辺美波や広瀬すずの母親役としたら吉田羊とかヒロインの母親は上品でキレイな女優さんをキャスティングすると思う。、
それが本作『晴れときどき、殺人』では言っちゃ悪いんですけどヒロインの母親役は「浅香光代」さんです。
冒頭、ヒロインの渡辺典子はずっと出て来ず浅香光代さんの芝居をずーっと見せられるのでその時点で集中力が切れると言いますか。
浅香光代さんは流石の迫力でキャラも立ってるけどヒロインの母親役ってのはちょっと違うと思います。
KADOKAWAメディアミックス第三弾である渡辺典子さんを売る気はあるのか?と。
浅香光代さんは無き夫が残した会社を継ぎ大きくした浪速のやり手社長でハッキリ言って死なずに最後まで浅香光代さんを主人公にこの女社長が連続殺人の謎に挑むみたいな話しの方が面白そうです。

主演映画デビュー作が
薬師丸ひろ子=相米慎二
原田知世=大林宣彦
と来て
渡辺典子=井筒和幸って何故?

全裸死体からの殺人犯が画面下からヌッと出てくるホラー演出は映画館で見たら本気で怖かったろうな。
あとやたらとおっぱいが出てくる。
そんな感じで全体が下世話で庶民くさい。
KADOKAWA二大巨頭が映画の中に初めて登場した時の、作品自体にもヒロインにもある神秘性みたいな物が皆無。

初登場シーンは普通のお姉ちゃんがタダ向こうから歩いてくるだけだし井筒監督は之がKADOKAWAメディアミックス第三弾だって重要性がわかってるのか?
不思議なのが次のシーンではヒロインの髪が何故かショートになってる。

渡辺典子さんは確かに美形だけど完全に棒読みの素人で終始無表情である。

路線バスの太川陽介さんが相手役である。
路線バスでももクロの人に「芸能界を生き残る秘訣は?」って聞かれて「早めに見切りをつけ次に行く事」みたいな事言ってたけど役者は早めに見切りつけて成功した人。

ヒロインにレオタードダンスとかやらせちゃ
ダメ。
最後のNG集?みたいなのも謎。
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