四十七人の刺客に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「四十七人の刺客」に投稿された感想・評価

ゴン吉

ゴン吉の感想・評価

4.1

池宮彰一郎の小説をもとにした独自の大胆な解釈による忠臣蔵の映画作品。

殿中で吉良上野介への人情に及んだ赤穂城主浅野内匠頭は、人情の理由が不明のまま切腹、赤穂藩は取り潰し、吉良はお咎めなしとなる。

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赤穂事件の真相も気になりますが、
色部様が途中どんな夢をみていたのかも気になります。

本作を『最後の忠臣蔵』の前に観ておけば良かったです。
モダンな音楽、茶室に響く松風、衣擦れ、雪の夜の静寂。市川崑的注目すべき事象、瞬間の挿入。取捨。高倉健の桜色に染まった肌は誰得なのか。

この作品に出会うまで、様々な形で忠臣蔵を見てきたが、この映画の海外で47terroristとされたことに、10代の私は衝撃を覚えた。日本のある種情緒や、感傷、これらを排除したときに残る事実。これまで…

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