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歓びを歌にのせてのleylaのレビュー・感想・評価

歓びを歌にのせて(2004年製作の映画)
3.9
愛猫が亡くなって間もなくて涙腺がゆるんでいるため、最後に大泣きしてしまいました。
音楽の力を感じるスウェーデンの作品。

世界的な指揮者ダニエルが心臓の病のために引退し、子供時代に過ごした故郷に戻り、教会で聖歌隊を率いることに。
保守的な村人たちが、歌を通して自分らしさを見出していく。歌を心から楽しむ過程が素敵です。

村人それぞれにいろんな事情があったり、頭の固い牧師が邪魔をしたり苦難の道なのですが、それでも根気強くダニエルは自身が目指す「人のこころを開く音楽」「人を幸せにする音楽」を創り上げていく。

ラストが予想外の展開でよかったなぁ。
声が、ハーモニーが、心にとても響きました。

北欧の田舎町の素朴な風景も美しかった。
音楽を愛することは人生を愛することにもつながると感じさせてくれる良作でした。
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