緩やかさ

ロスト・イン・トランスレーションの緩やかさのレビュー・感想・評価

3.1
自分のこと映画にしちゃったのかー そして褒められて賞もとったのかー
(その後あまり撮ってない寡作になった、それくらい自分を投影して納得いった作品かも)

これを恋愛映画だとすると自分はあまり乗ってけなかった。

シャーロットもボブも東京ではストレンジャーで常時ハイで眠れない。旅行ハイ。

ボブのカラオケの選曲がニック・ロウ「Peace, Love, and Understanding」(コステロバージョンか)とロキシーミュージック「夜に抱かれて」で局地的に昂った。

でもこれに限らず洋画でも邦画でも、クラブでパーティーみたいなシーンを見ると空気わるそうな苦い感じが伝染してきてちょっと具合わるくなるような。

撮影時の実年齢がビル・マーレイ52歳(もっと初老感あり)でヨハンソンがなんと18歳!!びっくり

ソフィアは脚本をマーレイにあてがきしたそうで、このしょぼくれ加減が肝のようだ。

ボブは大スターには全然見えないが、大スターであること以外の部分でもモテているので、このおじさんが喚起する魅力がきっとあるのだろう。
緩やかさ

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