こぅ

結婚スクラムのこぅのレビュー・感想・評価

結婚スクラム(1938年製作の映画)
3.7
'22 10/19 ジャケ写掲載していただきました。

傑作ノワール、【トゥルー・クライム殺人事件】のマイケル・カーティス監督による、【スクリューボール・コメディ*】の中級〜上級者向け⁈

ある新聞社の編集長、ボブ・ランスフォード(エロール・フリン)と、彼と気の合わない若社長、パット・パックリー(パトリック・ノウルズ)、新聞社を愛する女性記者、ジーン・クリスティ(ロザリンド・ラッセル*)、そして、若社長の婚約者である富豪令嬢、ローリー・ディリングウェル(オリヴィア・デ・ハヴィランド)の四角関係の行方…。


冒頭、特ダネを持ってウキウキ、新聞社に戻る記者クリスティだが、様子がおかしい、、
主役は、クリスティと思いきや、、しっかりと提示。
終始、【息も吐かせぬ怒涛のセリフの応酬とドタバタハイテンポのスピード感】たるや〜
気を抜く場面が無い‼︎

ローリーの祖父、ジョン(ウォルター・コノリー)が、中々キョーレツなキャラで、策略、その一環として勝負を挑む 鉄道模型レース の戦法がユニーク。
また、ランスフォードが、孫娘ローリーに言い寄ったりで、追っ払う時は、毎度、数匹のハウンド犬に襲わせるのも面白い(お約束的)。

後半は、急展開、、
ランスフォードが、ある記事を出させない為にとった行動(作戦)とは、、

クライマックス、◯◯結婚式でも皮肉のドタバタ。


ラストまで強引に突っ走って ドタバタ一貫 で締める。
テンポ、男女のラブロマ、波乱に富んだ展開など、、
スクリューボールのお手本だった‼︎
笑えないのは難点⤵︎

クレジット無しの
ラナ・ターナーは、カメオ⁈出ていたかは謎〜


*注記
*スクリューボールは、野球用語から由来、どこでオチるか分からないボール、からきている。
'30〜’40年代に作られたハリウッドコメディのサブジャンル。

*オリヴィア嬢(22)も勿論美人で魅力的だが、今回は、ロザリンド嬢(31)に軍配。

ACC-257
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