クレイジー・キャッツ結成10周年記念作品ということで、何だか大分力みが入った作品になってしまいました。
特技監督に円谷英二の名前が見えることからして力の入り具合が解ります。
ライトにポップにいい加減かつ適当に元気よくやってこそクレイジーだと思うのですが、力んでしまって抜けるはずのチェンジアップがなんの変哲も無い棒球になってしまった様です。
クレイジー時代の植木等には常にハイパーポジティブなことを無意識に求めてしまうのは観客側の我儘なのかも知れませんね。
ややポジティブさが薄れただけでもなんだかガッカリしてしまい損した気持ちになってしまいます。
10周年には、らしくない活劇"大冒険"ではなくいつもの調子の"大無責任"が観たかった。笑