【吉本のビリー・ドラゴ(殺し屋)は花紀京】
すみません、マニアックな事を書いてしまいました。でも似てるんです。
いやぁ、何十年ぶりに観たかわからないけど、面白い作品は面白い。
普通は悪役のカポネ、それを演じる大物俳優デ・ニーロって満を持して中盤以降に登場するのが定番なのに、いきなり冒頭でデ・ニーロが登場してそして話が始まる。それだけでもう持っていかれる。
実話なのだからストーリー展開にとやかく言うものではなく、あとは観せ方。その観せ方が完璧。当然脚色が入っているのはいいんだけどそれも含めて完璧。
禁酒法時代のシカゴ、マフィアであるカポネと戦った人たちの物語。
有名なベビーカーのシーンだけに留まらず、演技派デ・ニーロ、渋すぎるショーン・コネリー、カッコ良すぎるアンディ・ガルシア、役者陣が魅せすぎる。そこにメガネのチャールズ・マーティン・スミス。当時あれだけ映画界を代表する俳優だったケビン・コスナーですら、かすみまくり。
こあれだけ重厚な作品なのに、ラストで殺し屋との戦いに決着をつけるシーンだけ急に滅茶苦茶チープな合成映像になる所だけ長年引っかかっていたが、もうそんな事すらどうでもいいほどずっと面白かった。
いつまでもこういう作品を面白いと言える自分でありたい。