オーウェン

フレンチ・コネクション2のオーウェンのレビュー・感想・評価

フレンチ・コネクション2(1975年製作の映画)
3.0
1作目のラストで取り逃がした麻薬王シャルニエを追って、ポパイがやって来たのはフランスのマルセイユ。
言葉の通じない地で現地刑事たちとの軋轢や、組織の罠でポパイの捜査は難解を極める。

ポパイ自体のキャラはより喜怒哀楽を発揮しているのだが、大きな違いは演出にある。
フリードキンからジョン・フランケンハイマーへの交代は、捜査そのものが間延びする点。

ポパイの薬物中毒など丸々カットしても何の問題もない箇所。
これによって事件より、ポパイの人間像の方に視点がぶれている。

アクション部分も大幅減。
高架下のカーチェスに匹敵しろとまでは言わないが、フランケンハイマーが監督してこの出来では凡作としか思えない。
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