がちゃん

羊たちの沈黙のがちゃんのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
3.4
第64回アカデミー賞において、作品、監督、主演男優、主演女優、脚色と、5部門で最優秀を獲得ましたね。

原作は、
トーマス・ハリスでジョナサン・デミが監督しました。

大柄の女性たちを次々に殺し、その皮を剥ぐという猟奇的な連続殺人事件が起き、FBI訓練生のジョディ―・フォスターが、服役中の心理学者アンソニー・ホプキンスと面会しで、ホプキンスから犯人像を聞き出そうとするのだが・・・

子役時代から私のお気に入り女優のジョディー・フォスター。
ほぼ全編、
彼女の奮闘がみられるのはうれしい。
アップでカメラが寄った時の表情がとても美しいです。

ずっと出ずっぱりのジョディー・フォスターに対して、もう一人の主役レクター博士の登場場面は僅か10分強。
それでも強烈なインパクトを残すところはさすがだ。
オスカーまで取っちゃったもんね。
博士の脱走シーンは、
猟奇的ながら不思議な美しさがある。

ストーリー的には、ジョディー・フォスターの深層心理にもっと踏み込んでほしかったし、連続殺人犯の正体も意外と素直すぎて肩透かし。
もうちょっと意外性が欲しかったかな。

続編をにおわせるラストも、
ちょっと勿体つけてるかな。
嫌いじゃないですけど。

プロファイリングものの先駆けと言える作品。
この作品の後、日本でも似たような設定のドラマが乱発されていくことになる。
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