上海十月

ポーリンの危難の上海十月のレビュー・感想・評価

ポーリンの危難(1914年製作の映画)
2.0
大林宣彦監督解説で観賞。シリアル(連続活劇)と呼ばれ、週一で上映された、モノクロ・サイレントのメロドラマ映画。主演はパール・ホワイト。当初、20話で作られ、第1話は3巻30分、以後の各話は2巻の20分に仕上げられていて、合計410分。封切り以降、1920代に何度も上映され、時には編集した短いバージョンも上映された。原版は散逸し、1916年にヨーロッパで公開された短縮版の9話、214分のものが現存で、アメリカ合衆国国立映像登記庁に「文化的、歴史的、芸術的な価値の重要なもの」として保管されている。今回はそのうちの一部、第1話から5話の計115分に、活動映画弁士・澤登翠の日本語解説を附した活弁トーキー版をお届けする。 (大林宣彦のいつか見た映画館~サイレント映画の愉しみ~より)いわゆる、朝ドラを毎週映画館で上映していた頃の映画。パール・ホワイトは、アクション女優の第一号なのかもしれない。日本でいうとこの志保美悦子か。長らく男性のことかと物の本で勝手に思っていたのですが、女性の話とは知らんかった。この辺りは、完全に淀川長治がよく喋っているので、観た気になっている無声映画の一つですね。観ているとまあ、いまから観ると厳しいかもしれないですね。
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