まいたそ

ピアニストのまいたそのレビュー・感想・評価

ピアニスト(2001年製作の映画)
4.0
「過保護のカホコ」にキュンキュンしてた人たちに見て貰いたい映画ですね。笑
「ファニーゲーム」のミヒャエルハケネ監督作品、見るのが遅過ぎたなー。音楽モノだからと思って避けちゃってたという、現に序盤のレッスンシーンは結構見てて辛かった。。笑

見終わった後の無気力感、凄まじいなー。ハケネ監督はエンドロールの見せ方が上手いですね。気持ち良いまでの不愉快さ。笑
先生がとんでもなく変態なのも、ただの変態かと思えば本当は愛に不器用なだけの女であることも、原因は母親の歪んだ愛にあるのだろうなあ
「厳粛なクラシックの世界」「母親(片親)の過干渉」「性的衝動」、当然ピアニストの方が先の映画な訳ですが、この辺りはブラックスワンを思い出しました
先生の抱えている矛盾のようなものは、もちろん性的嗜好については理解できないけど笑、見終わってみると何となくわかるんですよね
でも(凄まじく)イケメンのワルターくんの行動については、何でかなあと思ったり。。
まあ監督が恐らく答えを用意していないのでアレですが、ラストではセックス後における男女の違いのようなモノも感じたので、もしかすると男女でやや感想が違う映画なのかもしれないなあ
まいたそ

まいたそ