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サムソンとデリラのkazu1961のレビュー・感想・評価

サムソンとデリラ(1949年製作の映画)
3.7
▪️JPTitle :「サムソンとデリラ(1949)」
ORTitle:「Samson and Delilah」
▪️First Release Year : 1949
▪️JP Release Date : 1952/02/15
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : 第23回アカデミー賞
美術賞 衣装デザイン賞
▪️Appreciation Record : 2022-307 再鑑賞
🕰Running Time : 128分
▪️Director : セシル・B・デミル
▪️Writer : ジェシー・L・ラスキー・Jr、フレドリック・M・フランク
▪️MusicD : ヴィクター・ヤング
▪️Cast : ヘディ・ラマール、ヴィクター・マチュア、ジョージ・サンダース、アンジェラ・ランズベリー
▪️Review
🖋子供の頃、何度かTVロードショーで観た作品です。サムソンの強さに呆気にとられ、何でそんなに女に騙されんねん!!と呆れながら鑑賞した記憶がまざまざと蘇ります。今観ても十分に楽しめるスペクタクル作品で、そこに歳をとった今、デリラの女の機微を感じることができるようになった自分がいました。面白い!!

🖋特にスタントマンを使ってはいますが、冒頭のライオンと人間の格闘シーンに驚かされます。今の時代、なかなかこんなシーンはCG以外では観ることができません。そして有名な、神殿崩壊のクライマックスのシーンは今観ても圧巻。『十戒』のセシル・B・デミル監督らしいスペクタクル・タッチの力強い演出とスケール感が随所で感じられます。第23回アカデミー賞で.美術(カラー)・衣装デザイン賞(カラー)を受賞したのも納得ですね。

🖋そして配役もベストマッチ!!力強いサムソン演じるヴィクター・マチュアのパワフルな演技はまさしくサムソンで、当時世紀の美貌とも言われたヘディ・ラマーの男を惑わしながらもサムソンを愛し続ける妖艶な女性デリラを見事に演じています。

😆物語は。。。
まれに見る怪力の持ち主であるダン族のサムソンは、ある日ペリシテ人のセマダールに求婚しました。だが、サムソンに想いを寄せていたセマダールの姉デリラが2人を引き離そうと邪魔立てを始めます。そして彼らの結婚式で混乱を引き起こし、この騒動でセマダールが命を落としてしまいます。さらに、野心的なデリラはサムソンへの陵辱を続け、君主の寵妃となった立場を利用してサムソンを捕捉、怪力の源である髪の毛を切って力を失わせるのでした。こうして、なす術なくいたぶられていくサムソンでしたが。。。

▪️Overview (映画. comより)
「征服されざる人々」「北西騎馬警官隊」のセシル・B・デミルが製作、監督する1950年度色彩スペクタクル映画。旧約聖書の伝説から「征服されざる人々」のジェシー・L・ラスキー・ジュニアとフレドリック・M・フランクが共同脚色、撮影は「群衆」のジョージ・バーンズ、音楽は「テキサス決死隊(1949)」のヴィクター・ヤング。サムソンには「海洋児」のヴィクター・マチュア、デリラには「キッス・タイム」のヘディ・ラマーが扮し、以下「イヴの総て」のジョージ・サンダース、「緑園の天使」のアンジェラ・ランズベリー、「征服されざる人々」のヘンリー・ウィルコクスンの他オリーヴ・デアリング、フェイ・ホールデンらが出演する。著名な伝説「サムソンとデリラ」の恋物語で、デミルが巨額を費やし完成した大作。
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