工藤蘭丸

赤い殺意の工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

赤い殺意(1964年製作の映画)
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これは先日観た『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』の中にも、『楢山節考』以上の傑作というセリフが出てきたように、今村昌平監督の代表作の一つですね。

私は、『楢山節考』以上とまでは思ってないけど、当時としては珍しい仙台でロケが行われた作品ということで、愛着を持っていることはたしかかな。

初めは高校の時に名画座で観て、それから横浜放送映画専門学院の映画史の授業でも観て、10数年前には仙台メディアテークでの自主上映会でも観ているので、あわせて3回観ています。

本作は1964年の作品だけど、1976年に廃止されてしまった仙台の市電が映っているのが懐かしくて、そのシーンはすごく印象に残っていますね。

ちなみに、最近は仙台ロケの作品も多く、私も仙台や近郊で行われた映画の撮影にエキストラで参加したことが10回以上あります。まあ、参加しただけで全然映ってなかったりすることも多いんだけど、やはり映画好きの人が集まっている撮影現場の雰囲気というのは良いものです。