aya

八日目の蝉のayaのネタバレレビュー・内容・結末

八日目の蝉(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

まずは演技がすごい…。井上真央の船着場で記憶が蘇ってきた瞬間の表情は特に印象的。小豆島の景色も美しくて作品の中に心が浸る映像体験だった。。小さな島の中で短い間だったけどいろんな経験をできたのだと、狂気な誘拐犯だし決して許せないけど、えりなの受けた愛情はその島の中にぎゅっと詰まっているという皮肉。心は倫理とは別の次元にある。抑圧し続けた感情が旅によって思い起こされてゆく。えりなが辿ってきた人生や受けてきた愛情は綺麗とはいえないが、彼女は自分の子どもにまっすぐの愛情をかけて育て、家族に愛情を広げてくれると信じたい。
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