オーウェン

サルバドル/遥かなる日々のオーウェンのレビュー・感想・評価

サルバドル/遥かなる日々(1986年製作の映画)
3.9
ジャーナリストが取材目的で入った戦火のエルサルバドル。
しかしそこには取材すらも容易に許さない緊張状態に突入していた。

武器を援助しているアメリカのジャーナリストが取材しても自由に動き回れない。
そんな矛盾を突く痛烈な風刺をオリバー・ストーンは手堅く演出しており、やはり80年代の作品は反骨精神に満ち溢れている。

なにが正義かを問いただすも答えを見出せない戦場下。
他国に介入するとどうなるかを実に的確に描くラストに皮肉が込められている。

ジェームズ・ウッズも戦場を体現するジャーナリストを熱演しており見応えある。
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