そらぴよ

ストレンヂア 無皇刃譚のそらぴよのレビュー・感想・評価

ストレンヂア 無皇刃譚(2007年製作の映画)
3.7
「誰がために斬るのか。」

確かに他のレビューを見る通りの印象です。殺陣のアクションは凄いけどそれだけ。あとは音楽が世界観とマッチしている。ストーリーはカス。ありがちで驚くような展開もない。

主人公と流浪人、主人公を狙う謎の部隊、それに敵対する武士団。この3つの勢力が交差して戦うんだけど、これ意味ある???って感じでつまらなかったです。

驚いたのは昨今のキャラクター重視のアニメでは珍しい、世界観で魅せるタイプの映画です。

世界観と書きましたが流浪人やら武士団やらで察した方も多いかと思いますが、そうです、そこらへんの時代です。歴史よく分からないよぉ泣。昨今の和洋折衷ではなく和です。完璧な和です。殺陣ももちろん素晴らしいですが、背景にも注目して頂きたい。2007年とは思えない細かなで色鮮やかな描写でした。雪、空、風、泥、血、どれをとっても良い。

血と書きましたが血が結構出るし、腕チョンパも結構あります。またそれだけでなく動物も結構出血するので、そのへん苦手な方は注意が必要です。
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