SOR

フィラデルフィアのSORのレビュー・感想・評価

フィラデルフィア(1993年製作の映画)
3.8
エイズを理由に不当解雇されてしまったアンディが、彼の所属していた法律事務所に訴えを起こす。
最初こそ偏見に溢れて協力的ではなかった弁護人ジョーや、アンディを愛する家族や友人たちと共に立ち向かっていく。

同性愛者への歪んだ認識とエイズへの偏見や嫌悪がたっぷりと描かれており、不快に思う場面はとても多い。
しかしだからこそ一連の物語はズッシリと胸にくるものがあり、色々と考えさせられてしまう。

当時の風潮を大いに反映させた法廷劇でありながら、一人の人間の尊厳を問う物語であり、現在にも通ずる普遍的な作品だった。
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