はる

ケイン号の叛乱のはるのレビュー・感想・評価

ケイン号の叛乱(1954年製作の映画)
4.2
『ア・フュー・グッドメン』に続いてこちらも海軍上官のパワハラ的行為による軍法会議もの
部下の信頼を失った上官の孤独について考えさせられる内容で、こちらもなかなか面白かったです。
最後のオチが最高だった。あの人の風紀の乱れも事件に大きく関与してると思うんだよね。

時代のズレを感じる人も多いと思うけど、
自分の立場からしかものを見ていないと他者の立場がわからなくなるよ、と警告されているような気持ちになりました。
ひと呼吸おいて考え直してみる余裕が欲しいですね

小説家の存在も意味深くて、今でいうところのSNS投稿者に当てはめる事も出来る。
これらの作品を4月というタイミングで放送する意図を勝手に推測するのも面白かったです。

まぁ、単純に『ゴジラ−1.0』の受賞絡みかもしれないけど。
ケイン号も掃海艇で機雷とか扱っていたからね

一見不要と思われるキースとメイのロマンスも、キースの人柄を゙語るうえで必要だったのかも。原作を読んで深堀りしたくなりました。
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