このレビューはネタバレを含みます
つかまえてごらん。「追う、追われる」孤独な2人の男が、互いの存在を次第に認め合う展開が新鮮で好きだった。
因縁の関係なはずなのに、まるで親子が追いかけっこしてるような、コメディカルで軽快なテンポ感がいい。
レオ様ってなんでこんなに、不遇かつ頭の回転が早い役が似合うのでしょうか。
パイロット、ドクター、弁護士に転身しながら詐欺を働く傍らで、両親の影を探したり、結婚による安らぎを求めたり、若さゆえの行動心理に見応えがあった。
FBIのカールがフラッシュを差し入れたり、エクレア半分あーげないってしたり、垣間見える人間性にほっこりした。
フランクのことを調べ尽くした挙句、彼の才能を見出して更生まで導いていく点に感動した。フランクも相手がカールだから捕まってあげたのかなとさえ思う。
ナースが出会いと別れの両方の場面で情報漏洩してて衝撃。嘘をつきながら生きていると、いずれ愛する人にも嘘をつかないといけなくなる時がくると教訓になりました。
冒頭のシーンからまさかラストの「Frank and Carl remain close friends to this day〜フランクとカールは今も仲の良い友達である〜」に繋がるとは思いもよらず、鑑賞後の満足度が高かった。
功績は残しているものの、やってることは犯罪だから星は4に留めておきます。