Masashi

熱海殺人事件のMasashiのネタバレレビュー・内容・結末

熱海殺人事件(1986年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

死体は誰も気付かなければただの物であり、医者が死んでると断定して初めて死体となり、警察が他殺と断定して初めて事件になる。
「殺人は誰でもできるけど、誰でも犯人になれるわけではない。警察や裁判官が犯人と認めなければ、あなたは犯人になれない。」的な言葉には妙に納得してしまった。
その後の「立派な犯人になりなさい!」と言って送り出す辺りは時代を感じるが、コメディとしては良いと思うし、原作が舞台ということらしいので不条理さがあって良いと思う。
舞台を見てないし、全くのゼロ知識で見たからそれなりに楽しめました。

チラッと出てきた三億円事件の犯人に対して「コイツは三億円事件の犯人だが警察も世間に発表できない。
大きな事件の犯人になるにはそれなりの面構えが必要だ。こんな間抜けな顔では世間が犯人と認めないだろう。」的なセリフに少しクスッとなりました。
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