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エンド・オブ・オール・ウォーズのsumiccoのレビュー・感想・評価

3.5
どんな状況でも
希望こそが力になると
よく言いますが。

それに加えて
「学び」も同じぐらい不可欠だと
感じられた一作でした。


まだ押せ押せ(のつもり)だった頃の
日本軍の捕虜となり
泰緬鉄道の建設を強いられた
スコットランド人たちの物語。

アーネスト・ゴードンの実録
『クワイ河収容所』を基に制作されています。


これを外国人が若い頃に観たら
日本を嫌いになっちゃうかもなあ…

戦争モノなので
どちら側から描くかで
だいぶ様変わりすると
頭で解かっているとはいえ
日本未公開なのも理解できる酷さです。
磔って…

しかも
サイコパス描写じゃないところが
かえって怖かったんです。
「間違っているかも」とか
「やってしまった」という
逡巡や後悔を一瞬見せるのに変えられない
悲しい意味でとても人間的でした。

つらいですが
ラストまで観る価値はあります。
というか観始めたのなら
最後まで観ないときついです(笑)
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