keita

グエムル -漢江の怪物-のkeitaのレビュー・感想・評価

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)
4.2
ポン・ジュノ週間、3作目。

おもろすぎる!
この頃からパラサイトぽさ、ポン・ジュノぽさ全開だった。

ポン・ジュノの描く「家族」が醜くてでも本当らしくて好き。

何度ソン・ガンホにイラついたか分からないけど、最後には胸が熱い。他の家族もみんな「何でやねん」っていう欠点があるけど、1点だけは必ずかっこいいところがある。

2度出てくる、家族で食卓を囲むシーンが印象的。ヌードルや白米を貪る姿が人間って感じがする。

今作でも、走るシーンが出てくる。怪物に追われて走る、軍隊に追われて走る、とにかく走りまくる。走りのショットの躍動感といい、人や物にぶつかりまくる人間らしい汚い走りといい、最高。

人間を綺麗に包まない作風が大好き。
keita

keita