このレビューはネタバレを含みます
なんかハマりきれなかったな。
中の人達に共感できないから?
人間の証明という大仰なタイトルには応えられてないと思う。
アメリカでの捜査シーンが本格的だったし
松田さんが英語で会話するのもよかった。
麦わら帽子(その人にとって大事ななにか)がそれぞれにあって、過去に失ってしまったそれに対して、物語が絡んでいく。というのは魅力だし、
過去の悲劇に、実はみんな絡んでいたことは物語でのサプライズだが
あまりに自分勝手が過ぎる感を感じた。
恭子は、散々ひどいことしたが
受賞式で、息子が死にましたって独白して身投げするし
刑事は、死なせてやろう。と粋っぽい行動をするが、警察官としてはおかしいし。
泣く泣く逮捕した砂の器とは対照的だった。
アメリカの刑事が過去にひどいことをしていた件について
刑事は自分の中にしまってしまう。
打ち解けそうな部分もあったのに。
そして事件ご終わったあとひっそり貧乏街の黒人に刺されて退場。