なりかけゾンビ

ミスター・ノーボディのなりかけゾンビのレビュー・感想・評価

ミスター・ノーボディ(1974年製作の映画)
3.9
作中の西部も、当時の映画業界も絡めた
世代交代の転換期を描いた良作


内容
引退を考えていた凄腕のガンマン、ボーレガード。彼に憧れる名も無き青年は彼を伝説の存在にすべく、150人の無法者集団「ワイルドバンチ」との対決するよう企てていた。


セルジオ・レオーネ×エンニオ・モリコーネによる最後のマカロニ・ウェスタン映画


古き良きカウボーイ像を背負ったボーレガードを演じるヘンリー・フォンダ
そして新時代の英雄像を背負った明るくコミカルな青年演じるテレンス・ヒル

この2人の組み合わせがイイ‼️
ヘンリー・フォンダも歳を重ねてより渋くなり、言葉に重みが出てくる!

一方『風来坊』シリーズで売り出していたテレンス・ヒルは歴代のクールなカウボーイ達とは異なり、めっちゃ喋るしあどけなくて可愛いwww


作中の時代もアメリカ19世紀末と西部開拓時代末期
そしてこの映画自体1973年の作品でマカロニ・ウェスタンブームの最期を飾ったと言われている作品


時代の変わり目、代わる世代
その中でも受け継がれていくものの尊さが
少ない言葉とコミカルな雰囲気の中に隠されていて感激した😭✨
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