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チャーリーズ・エンジェルのEDDIEのレビュー・感想・評価

チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)
3.8
3人のエンジェルたちが躍動!ちょっとセクシーな演出も挟みながらテンポよく進むストーリーは気軽に観られることこの上ない。新シリーズと比較すると本作は遠慮なくぶっ飛んでて、新作はスタイリッシュ。どちらにも良さがあって楽しめる娯楽作。

今年クリステン・スチュワート、エラ・バリンスカ、ナオミ・スコットの新生エンジェルで公開された『チャーリーズエンジェル』。1980年代のテレビシリーズから3世代に渡って披露されているシリーズですが、本作はその2つ目のシリーズ。

当時人気絶頂可愛すぎるキャメロン・ディアスや個人的にラブコメのふんわりした雰囲気だったドリュー・バリモア、スタイリッシュなアジアン担当ルーシー・リューがエンジェル3人を演じます。

たぶん2000年代にちょっとだけ観たことあるんですが、映画一本を通しで観るのは初めてでした。
とにかくキャメロン・ディアスがキュートで美しくてたまりません。ただ個人的にドリュー・バリモアに好感を持ちました。
本作の後に公開される『50回目のファーストキス』をはじめとしてラブコメのイメージが強く、3人の中でもこの子きちんとアクションできるの?っていう疑念がありました。
それがしっかりと訓練積んだんでしょうね。3人でのコンビネーションはもちろんのこと、1人でこなすアクションも一つ一つキレがあり、とても見応えがありました。椅子に縛り付けられた状態から戦うシーンはとても印象的でしたね。

ルーシー・リューがマッサージするシーンも好きでした。マッサージ相手を気絶させて、その後に別のアクションシーンに切り替わっていくんですが、またマッサージのシーンに切り替わったときは何事もなかったかのように振る舞うルーシー。笑いました。ここの演出は好きでしたね。

ただ本作で苦言を呈するとするとワイヤーアクション。飛べない鳥がバタバタしているかのように不自然な見せ方で、明らかに見応えのあるアクションの中で浮いていましたね。

さらに実はキャストも豪華で、ボスレー役にビル・マーレイ、ピンチの時にはやはりボスレーの存在が大事ですね。いい上司です。
そしてサム・ロックウェル。ドリュー・バリモアとちょっとしたロマンスを演じますが、さすがロックウェルはそのままでは終わりませんよね。終盤のヘリでのバリモアとの1シーンは爆笑ものでした。

まぁ公開当時人気が出たのも頷けるアクション映画でしたが、スタイリッシュにまとまった新作の方が個人的には好み。だけど、色々と批評家に叩かれている上に興行的にも大失敗。続編はもう望めないのでしょうか…。

※2020年自宅鑑賞158本目
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