真っ黒こげ太郎

ジュマンジの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

ジュマンジ(1995年製作の映画)
4.5
「遺言は?」
「…ジュマンジ…」
「何!?」
「…ジュマンジ!!!」



ふとしたことから”ジュマンジ”なるボードゲームを拾ったいじめられっこのアランはガールフレンドのサラ。
早速ゲームを始めるが、アランがゲームの中に吸い込まれてしまった!!!

そしてそこから26年後(!?)、両親を事故で無くし、空き家となったアランの家に越してきたジュディとピーター。
二人も屋根裏で”ジュマンジ”を発見し、遊び始めるが動物が襲ってきたり町がパニック状態になったりしてえらい目に。
そのどさくさの中、ボードゲームの中で26年を過ごしたアランが帰ってきた!しかしアランは26年の内に全てが変わったことを知り、ショックを受けるのだった…。



ゲームを進めるととんでもない目にあうボードゲームに挑む少年少女達を描いた、ファンタジー・アドベンチャー。
知らなかったんだけど、これ原作は絵本だったんだね。
後監督が「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」の人だったのか!

「ジュマンジ」シリーズの最新作が公開されたので、今更ながら観直し鑑賞。
(ついでに「ウェルカム・トゥ・ジャングル」の方も観直し&書き直しようと思います。)


最初観た時はまぁまぁかなと思ってましたが、再度観たらこれがまた滅茶苦茶おもろい!!!(何時ものパターンですなw)
最初から最後までハラハラドキドキ。

序盤のいじめっ子とガールフレンド側の物語と、その後の家族を亡くした姉弟のドラマが上手く合わさって、面白い。
お互いの家族のドラマがしっかり描かれ、それがクライマックスのカタルシスに繋がる秀才な展開。
細かい所で展開される伏線回収も上手い。
続編では青春映画的立ち位置になったりする作品だが、意外にも本作の時点で基本は確立されてると思う。
(まぁこっちは生身で挑まなきゃいかん分難易度上がってるけどwww)

ボードゲームで展開される危機もまるで玉手箱の様な面白さ。
凶暴な動物のCGや特殊効果もしっかりしてるし、あの手この手で展開されるため、最後まで飽きずに楽しめる。
(ある意味、モンスターパニック限定の「キャビン」だ。w)
CGだけじゃなく一部ではちゃんとアクションの人形も使っているのが良いね。
中盤のハンターとのボードゲーム奪い合いもジャッキー映画の如くコミカルなアクションの連続で楽しい。

クライマックスは少々地味ですが、あの結末にはビックリ&ホッコリ。
最近見た影響で「何か「ターミネーター」みたいだなぁ!」とか思ってたら殆ど近い時期の映画だったのね。w
(原作の絵本がそうなっていたからかは知らんが。w)


兎に角、大人から子供まで、家族で楽しめる超楽しいファンタジー・アドベンチャーでしたぜ!!!
続編もひっくるめて、オススメ!!!!