やや

クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王のややのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

映画クレヨンしんちゃんの記念すべき第1作!ちょうど30年前かぁ。
ハイレグなのかハイグレなのか混乱してしまうのはこの作品のせい。

何がどう違うかと言われたらうまく答えられないんだけど、全作品で年齢は変わってないはずなのに今作のしんちゃんは子どもらしい子どもに見えるし、みさえもひろしも若く見える。新婚時や子どもが産まれたての雰囲気が残っているというか。TVをつけるかつけないかのやりとりがかわいらしい。
あと、ひまわり体操はなにげに良い曲。あとテーマソングの『永遠のお子様』も大好き!

アクション仮面が撮影中に倒れた時にミミ子ちゃんだけ「郷さん」呼びじゃなかったなぁと思っていたら…アクション仮面は作り物の特撮だけど、実はアクション仮面とミミ子ちゃんは別世界から来た本物なんだっていう設定は本当に素晴らしい。この作品を観た人だけTVシリーズでアクション仮面を見る時に感じ方が変わるんだぜ。最高。
そして2人とも声が大好きすぎる。耳福…
良い声で「社会の窓から出てくるのは私もちょっと恥ずかしいからね」って言わせないでください面白いから。

アクション仮面やお菓子のオマケから物語が広がっていくのが子どもらしくてワクワクするね。
かと思えば後半は怒涛のファンタジー要素で、三輪車で空をとぶのも、シロが喋るのもかわいい。
しんちゃん憧れのアクションビームで決着がつくのも好きだなぁ!

劇場版らしからぬ、あくまでいつものしんちゃんの日常。その中で少しだけ不思議な出来事が少しずつ起こっていく。残り50分まで一切のファンタジー要素がない。なのに静かに確実に巻き込まれていってるっていうバランスがすごく好み!
後の劇場版ほどの刺激はなくともちゃんと劇場版をしていて、TVシリーズではできない冒険をして日常に戻る。でも最後にはアクション仮面からアクション仮面変身セットが届くっていう。うーん!大好きです!
やや

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