ひでG

殺人者のひでGのレビュー・感想・評価

殺人者(1946年製作の映画)
3.7
アマプラの古の掘り出し物名作!

ヒッチコック作品だと思っていて観始めたが、なかなかのクオリティ!

テンポがあって、展開も魅力的、
そっか、ヘミングウェイの短編が原作なんですね!

面白い映画は、冒頭からいいね、

小さな田舎町のカフェに怪しい2人組が現れる。

ウエーターとの会話で、もう引き込まれる。「やばいぞ、こいつら!」

それから、この殺人者2人はあと2回しかでてこないが、これまたカッコいい!
(ひょっとして、「ターミネーター」はこれをインスパイアしてないかな?)

そー思っていると、すぐに主役らしき、
いや、パート・ランカスターやないか?!
殺されちゃう。

開始早々、何と素早い展開か!
いいぞ、面白いぞ!

なぜ、ガソリンスタンドで真面目に働く寡黙な男、フェードは殺されたのか?

それを保険会社の調査員がその真相に迫っていきます。

スエードと関わってきた人々の証言から
再現場面が展開していく

ボクサーだった彼がなぜに命を狙われるまでに至ったか、小気味よく描いていく。

ヴィスコンティからハリウッド大作まで華々しいキャリアのパート・ランカスターのデビュー作。
さすが、あの瞳の力強さ、不安定で、どこに行くか定まらない雰囲気
一度見たら、脳裏に残るオーラがあるなと思う。

さて、ヒッチコックと勘違い(タイトルから😅)した本作の監督は、ロバート・シオドマク、

お力のある監督さんだと思う。また、観てみたいな。(アマプラから探してみよう)
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