LEXAPRO

あなたのために生まれてきたのLEXAPROのレビュー・感想・評価

1.1
自分は昔人なもんで、多様性だぁLGB、今は+Qというらしいけどよくわかっていません。 そんな時代にズレた自分には難しかった作品。
正直言って髭ずら男同士のセックスシーンは苦手。ルカの経歴も神学校を放校、アフリカ巡教、ゲイ告白等々家族を振り回す良いとこの坊ちゃん?
家族に女弁護士に助けられてのはまあ良いとしても途中で親になる自信云々日和っちゃうし… 都合いい人間の弱さがどうも共感出来なかった。

唯一の救いは女判事。
杓子定規堅物で描かれるも、法律と社会規範変化の間で社会を守るのか個人を守るのか真剣に真摯に向かい合ったんだろうな。
最後半の短時間だけどバルボラ・ボブローバの安定演技。

繰り返しなるけど
難しいテーマであり十分理解出来たか疑問。色々思うところあるけど、それぞれが真剣に一生懸命考えて決まった事であり、ルカとアルバが暮らしているって事実は尊い事だと思う。


監督曰く
ノーマルカップルだって多様性の中の一つでしか無い。 健常と非健常だって同じ
出来る事できない事とおなじ。

上映前舞台挨拶も上映後Q&Aも監督しやべりっぱなし。

追記
⭐️まぁ、おまえさんみたいな浅学非才ボンクラを共感させる為に作られた作品では無い…とのむきもありますけど(苦笑

何処が共感出来ないかをもう一度整理すると(好みでない映画なんで面倒だけど)。
・ルカの性格と生き方。映画ので実際は知らんけど家族の?母の反対押し切り決断行動。バカンス別荘に連れてきてお世話はじめるも日和っちゃうし…。少なくとも作中では丸投げしちゃうように見える。重箱隅突っつく様だが曇天とはいえ乳幼児をビーチサイドで⛱️なしてのも大いに疑問行動。 女弁護士のヴァカンス中の来訪も自分のミスである様に見えたがさして気にする様子も無く謝辞も無い。その上で相手の都合確認する事なく宿泊を依頼…断れない状態。 他にも既に触れたが神学校やめたか放校、巡教も家族の合意得ての行動では無く見える。
自分の意志に信念に基づき行動する とも言えるが 自己中心で周囲を顧みない勝手さと感じた。
・現行法とそれとの争いについて。
これは判事が悩んでいるんで作品描き方に共感出来ないという事では無いけど… ホモセクシャルのシングル男性に養子縁組させないとの法律、またその法解釈は社会規範に基づいて定められ施行されている、と感じる。
ホモかヘテロかといえば過去から現在まで社会の大半ヘテロでありその価値観で規範が醸成されていったのは事実。子どもは男女夫婦の下で愛情に包まれ成長すべきとの考えは最優先で尊重されるべきでその様に法律で定められているのは当然。現在と異なり生存率低い時代には子孫繁栄は人類存続の根幹だった訳だし←某厚生大臣みたいに女性は生む機械だなんて言ってませんよ、切り取らないでね。
要はLGBTに+Qの尊重も重要なんだろうが、現在の法律は過去から続く社会規範社会通念に基づいてるんじゃね。LGBTという思想がより認知されてより尊重されて増加して社会規範になればこの様な問題無くなってくでしょう。
ただ、自分はLGBTに不案内で特に+Qなる性の流動性ってサッパリ理解出来ません。そんな社会になったら私のようなボンクラもマイノリティとして尊重されるんだろうか?
話し反れたけど、現行法に対する戦いって点は共感出来ないではなく、変化に自分は追いついていない時期尚早とか違和感ですかね。

また繰り返しですが 
アルバちゃんが愛情に包まれ生きている事はとても尊い。ラストはずるい涙出たじゃん。
その為に努力し悩んだり議論したり映画にする事は人間にしか出来ないこれも尊い行動だなぁ。
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