#65 イタリア映画祭2024
パヴェ―ゼの名作小説が映画になったというので、期待して行ったのだが、かなり残念な結果に。
そもそも、主人公の少女2人は、16歳と19歳のはずなのに、あれでは、オバサンではないか。
しかも16歳のはずのジーニアのほうが、老けている。
原作が「あのころはいつもお祭りだった」ではじまるように、全体はジーニアの回想っぽいタッチの物語であり、その彼女が次第に「大人」になっていくはずなのに、最初から大人の顔をしており、あまり、その変化も感じられない。
モニカ・ベルッチの娘は、さすがの美貌だったが、どう見ても戦前のトリノの娘には見えず、ミスキャスト。
いっそ、現代に舞台を移した方がよかったのではないか。