ユーライ

ティファニーで朝食を 4Kのユーライのレビュー・感想・評価

ティファニーで朝食を 4K(1961年製作の映画)
4.5
オードリー・ヘップバーンの魅力に尽きる。映る度に「オードリー萌え~」と絶叫しながら観ていた。ソフトタッチな石井隆(ラストシーンで土砂降りの雨が降る)にしては、全然娼婦に見えないし生活も困窮してなければ男と寝る画もありゃしない。曖昧に誤魔化して軽薄なロマコメでございとするのはどう考えても欺瞞なんだけど、別にそれはいいんです。俺にはこの都合の良さがギャルゲーに思えてしょうがなかった。ヒロインは処女性を担保しなきゃダメゼッタイ。設定の深刻さだけなぞって「キミを助けてあげられるのはボクだけなんだ!」。薄いわぁ……。でもこの薄さがたまらなく居心地が良いので困ってしまう。東洋人をナメ腐った描写の数々、明白な動物虐待といった今日の視点では野蛮なディテールも逆にいかがわしくて悪くない。まぁ61年だから……。
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