4Kを映画館で改めて、オードリーを観るための映画であることを再確認。
有名な黒のドレス、黒のハット、バスローブやシャツ、ニットにツインテールなど全てが美しい。
ホリーはマリリン・モンローの可能性があったことはあまりにも有名。
が、オードリーでなければマンシーニのこんなにも美しい音楽は生まれていなかっただろう。
映画のOP史上1番有名なんじゃないか?な冒頭、弾き語り、バス停で夫を見送るホリーのアップ、雨のラストなどオードリーと共に有名になったシーンが多すぎる。
朝のNYを2人で散歩して、図書館や万引などしたことないことだけのデートをする2人は本当に愛おしい。
夫のバスを見送るシーンは、あんなに素敵なシーンであることに今更気づく。
図書館で自分の本にサインするポールはキュートだった。
フレッドの死を知りベッドに倒れたホリーの俯瞰の絵は、とてもデザインされた撮り方。
自由奔放で男を「ネズミ、特級ネズミ」と好き放題なホリーみたいな女性が身近にいたらたまったもんじゃないかもしれない。
ポールもポールで陰がある。
ティファニーで指輪に文字を掘る有名なシーン。この指輪はホリーの夫の買ったお菓子のおまけ"Toy Surprise Inside"を、ポールが見つけ、最後にホリーに渡す流れだったのか。
オードリーのグリーンアイとジョージ・ペパードのブルーアイが綺麗。
『ムーンリバー』などなどマンシーニの傑作が世に出ただけでもこの映画は意味がある。
ホリーみたいなホームパーティをいつかしてみたいものです。
ホリー「気分が赤くなる時ってあるでしょ?」
ポール「赤?ブルーじゃなくて?」
ホリー「ブルーじゃないわ。ブルーは太った時とか、雨が続くような時とか、悲しい時よ。赤い気分は恐ろしいのよ。突然怖くなって、でも何が怖いかわからないの。そういう気持ちあるでしょ?」
ポール「そうだね」
ホリー「そういう時は、タクシーに乗ってティファニーに行くの。そうすれば落ち着くのよ」