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フォロウィング 25周年/HDレストア版のchaooonのレビュー・感想・評価

4.0
クリストファー・ノーラン監督の伝説の長編デビュー作🎬✨

今作ずっと観たくてGEO宅のレンタルリストに入れていたけど、いっつも借りられてて長年観ることが叶わなかった作品😂
この度公開25周年記念のHDレストア版上映となったので、もうレンタルは諦めて劇場へ🤩💨

創作のヒントを得るため、通りすがりの人々のあとをつける行為を繰り返していた作家志望の男ビル🚶‍♂️三🚶三
ある日、コッブと名乗る男に尾行がバレた事から思わぬ犯罪に巻き込まれていく🌀

全編モノクロフィルム撮影🎥
3つの時間軸が同時並行で進行する、ノーランお得意の時間の魔法✨
最初こそ混乱するけど、観て行く内にちゃんと主人公の風貌や登場人物たちとの会話の様子から今どの時間軸なのか把握できるし、段々と整理されていって、最終的には一本の物語に軸が通るのはスッキリ気持ち良い✨
複雑ではあるけどテンポ感がいいので、集中力も続いて飽きないし、ずっと緊張感ある✨
別の時間軸のはずが連続するシーンで同じアイテムや同じロケーションが登場し、その経過状況も分かりやすく、ここに注目すればいいのね!っていうヒントも分かりやすく作られてるので、理解できた😋
最初から天才だ!ノーラン!!

登場人物主要3人が全員怪しくて、主人公もうだつが上がらない野郎なので、誰も信用できない感じが緊張感を煽るし、面白くて目が離せない👀

尾行が趣味の男と盗人の男という特殊×特殊な出会いで、観てる途中はこんなこと早々あり得ないし、そんなたまたま上手く行く?とちょっとリアリティのなさを疑って観てたけど、最後まで見終わるともう納得感というかしてやられたぜ!!っていう脱帽観を感じる😇
これぞ完全犯罪👏

尾行により他人の生活や行動を客観的に観察していたビルが、結局自分の行動を客観的に見れなくてドツボにハマっていく感じは皮肉的で面白くもあったな😋

オッペンハイマーの半分の尺でこれだけ完成度が高いもの作るって最高ですわ✨👏
しかも限られた機材や時間、人員でアイディアと編集の工夫で創り上げてるからまた凄いのよね〜✨
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