クリストファーノーラン監督のデビュー作「フォロウィング」がHDリマスターで上映されるというので劇場へ。意外と面白かったな。
デビュー作にはその監督の要素が色濃く反映されるというが、この映画の場合は時間軸を入れ替えた構成と編集にノーランっぽさが出てるかなと感じた。この映画が通常の時間軸で構成されていたとするとかなり普通の作品になってしまうのでいい演出だと思う。男と出会う為の映画導入部の尾行からの展開もかなり引き込まれる。音楽、音の使い方も印象に残った。
スピルバーグの監督デビュー作「激突」もそうだが、予算の無い環境でいかに面白い作品を創れるかが監督の力量、才能なので監督デビュー作を観る楽しみは凄くある。ノーランのデビュー作も楽しめた。ローバジェットの厳しい環境下で力を発揮し続けるといずれIMAXGTフィルムカメラを独占使用出来るんだな（笑）
