asamitu

正義の行方のasamituのレビュー・感想・評価

正義の行方(2024年製作の映画)
3.5
たまたま木寺監督と青木理さんのトークショー付の回に行けてラッキーでした。
それぞれが感じる正義があって、現場でその時しか得られない感覚もあったんだろうと思う。正しさはひとつではないから、答えが出なくて悶々とするけど、そんな中で警察の正義は何のためらいもなく振りかざされているようで恐ろしかった。誰に向けられた正義なのかと。
あと、なんで元警察官の自宅はみんな床間に掛け軸なのか…
ポスターになってる現場の森の木々の連なりに、死刑の執行によって真実が隠されてしまった事とか、亡くなった子どもの念みたいなものとか色々リンクして感じられて、とても美しいから余計に空恐ろしくなって、忘れられない。
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