1915年制作のイタリアのサイレント映画。
空の盗賊フィリバス一味。彼らは飛行艇を乗り回し、ありとあらゆる財宝を盗んでいた。そしてついに名探偵ヘンディが捜索に乗り出すが、フィリバスは彼を倒すためにヘンディを犯人に仕立て上げる罠を仕掛ける…。

ざっくり。とてもざっくり。これぞイタリアンと言わんばかりのざっくり感。しかしながら魅力に溢れた怪作でした。

イタリアの弱小スタジオで制作された本作は、ファントマやジュデックス、マブゼなどと同じ悪人が活躍する活劇だけど、その中でもフィリバス役に女性を据えるなど一際異彩を放っている。

そして名探偵のポンコツぶりがとても楽しい。何ひとつ解決できないのも最高。

• #お板

イタリアのサイレントは初めて見たかも。変装の達人の空賊の女が飛行船からロープで降りてきて宝物を盗むお話。荒唐無稽の極みで可愛くて楽しい映画。対する私立探偵が仕込む盗難防止の仕組みもアホすぎる。
電気を消したら猫の像の目に仕込まれたダイヤの目が光りまくるのも無茶苦茶で笑った。最高。
てかなんで屋外で電気を消して真っ暗になるのかも謎。適当すぎるだろ。

100年前にイタリアで製作されたサイレント映画。主人公エマワトソンかと思ったぜ。そんで空からこそっと降りてくるシーンのインパクト強すぎんだろ！