RYUYA

洗浄のRYUYAのレビュー・感想・評価

洗浄(2023年製作の映画)
3.0
一時停止・早送り禁止、深夜0:00〜4:00のみ鑑賞可能な、ネット上の「映画自販機」にてレンタル。説明が下手で申し訳ないっすけど、日本でも最近、そういう新しい動きを試みてるレーベルが出てきてるんすよね〜。

サイトのビジュアルもカッコ良くて、購入過程も新鮮で楽しい。コンセプト、ブランディングにかなり力が入っていて、「面白いことしようぜ」感がビシビシ伝わってきます。「深夜に自販機でVHSを買う」といえば、田舎の山の入り口にある汚ねぇエロビデオ自販機しか僕は心当たりがないのだけど、このNOTHING NEW FILMの短編群にはそんな泥臭さは一切あらずして、とにかく、なんかオシャレでスタイリッシュでした。不条理、ホラー、女性主人公というのが共通した20分前後の、気鋭監督による短編映画が現在4本リリースされていて、全部観ました。なんか...もう言うわ、A24っぽいことがやりたいんだろうなぁ感が充満しておりました。そっち系がツボな人は今後の動きも含め、早めに追っとく価値があるレーベルだと思いますのでぜひ...!

こっからがレビュー

『洗浄』
湖のコテージに遊びに来た若い男女が狂ってく話なんだけど、4作の中で一番まともにホラーしてる作品でした。コテージ、若い男女の、もうそれ、みたいなやつをやってる。画面の暗さや編集の切り替えでちゃんと驚かすし、演技・人物造形・内容が激薄なのもちゃんとアメリカのインディーズホラーやってて楽しかった。それこそ深夜に友達と見るのが最高なやつ。だがだが、霊的なものや、ゾンビならまだわかるけど、面白半分で役者に「ああいう動き」をさせるのはちょっと...違う意味でこわかった。宮崎駿がドワンゴのニヤケ男にブチギレてたやつを思い出した。あれ見てて悲しかったなー。
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