前作の「黒鉄の魚影」に続き、古参を楽しませてくれる作品。まじっく快斗とかYAIBAとか、青山剛昌作品を幅広く見てる人は一層楽しめると思います。
そして、本作の目玉はエンディング後のエピローグですかね。ホームラン級のサプライズが待っています!あと、aikoさんの主題歌が挿入されるタイミングが神過ぎてゾワゾワしました。
ストーリーに関してですが、私は歴史が苦手なので、事件の内容はよくわからなかったです。しかし、観光で訪れた函館スポットが色々映るので楽しく鑑賞できました。
怪盗キッドだけではなく、平次×和葉の2人にも目が離せない作品。蘭姉ちゃんのポジションも絶妙で終始良かった。
総評としては、緊迫感はあまりなく、ミステリー色は薄い。しかし古参を震わせるような演出があり、やっぱ青山剛昌さんだなってなりました。
個人的に起承転結具合が、前作の「黒鉄の魚影」に劣るので星4となりました。