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18歳のおとなたちのpokotanのレビュー・感想・評価

18歳のおとなたち(2023年製作の映画)
2.3
少年院上がりの18歳の成田誠が成人式の実行委員に誘われ、成人式で流す自主製作映画を作る話なんだけども、この作品自体が自主製作映画レベルの演技と演出。
兵頭君はじめ役者は頑張ってはいるものの、演技が微妙な脇役もいて、キャスティングといいかなりチープさを感じた。
というか、話自体が面白くない。

誠が元々映画好きで、そんな非行に走ってないのに、中学の時にやや喧嘩をしてたにしろ、少年院に入るってゆう設定も違和感。

カケルにしても、引きこもりなのに、何で家じゃなく外でスイのインスタLIVE見てんのか。
そもそも何で引きこもりになったの?
カケルが誠がノートに書いた脚本を否定されたからって、裏切られた、に思考になるのもよく分からん。
誠は中学からヤンチャな連中とつるむようになって喧嘩してんのに、まだ一緒に夢を追いかけてるっていう気なのも、不自然。
他の連中にいじめられても誠に言わなかったくせに、夢を追いかけるのはずっと一緒って考え何なの。
引きこもりなのにいきなりやる気見せて菜摘ちゃんとコミュニケーション取れてたり、成人式で実行委員として舞台に立って発表する勇気があるのも違和感。

幼なじみのスイにしても、クランクインの日にバックレられてスイを助けてから、一緒に小道具を作ってたけど、それってクランクイン前に普通作っておくもんでしょ。
スイの母親とのエピソードにしても、対して誠と母親のエピソードもロクにない中、急にスイと母親の感動的な再会を話として持ってきても、いやいやまずは主人公である誠と親のエピソード描けよ、って。
さらに母親も18歳の時に生んで、18歳で会ったってことは現在36歳なハズなのに、雛形あきこって、年いき過ぎでしょ。キャスティングミスでしょ。

最後も、成人式で流す映画の撮影してたのに、舞台上でまだ撮影終わってないって言ってたけどどうゆうこと?
結局誠が残り全部やっといたって流してたけど、スイと母親との再会のメイキング流して、本当は映画は流さないってことだったの?

18歳=成人とゆうテーマは良いのに、話としてツッコミどころしかないし、ほんと素人が書いた教育映画のような脚本で残念だった。
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