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遠い一本の道のぱのレビュー・感想・評価

遠い一本の道(1977年製作の映画)
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SLとか苦しい家計とか、ずっとそういうことが描かれてきたのに、急に新幹線で旅行する場面が出てくると、新幹線あったの?と驚く。当然あるんだけど、タイムリープしたような、または前時代的なコミュニティの外には実は現代文明がありましたみたいな、そういう映画のような感覚。未来が待受ける場所としての行く先が廃墟というのも面白い。

あとはどうしても夫のモラハラDV気質が酷い。妻の内職ぶっ壊すわ、人が作った料理が乗ったちゃぶ台蹴飛ばしといて習字するわ。何が「一路」だ。姿勢いいし。なんなんだ。もっと妻の人生、夫の人生に焦点を当てた話にできるだろうに、重心が違うところにある変わった映画。
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