娘は実在するのかしないのか、まだどちらでもある段階、新しい土地と新参者、理屈と理屈が共存してる時間に惹かれる。
ネタがバレてからやや冷めるが、終盤に音響がおかしいところもあって、見た通りに受け取っていいのかわからない。見えてるものが真実とは限らない。
家の中を見て回るというシーンが、別人によって繰り返される。「彼女は遅れる」と言ってるので、待ち合わせる2組の自宅を時間差で見せてるのかと思いきや、そうではないという。
普通、娘がいなくなったら、探しに行くところから始めそうだが、この映画はすでに探してるところから始まる。というか、最初はこの人は誰で何をしてるのかわからないのが面白い。