素朴な暖かさがある作品。
主人公とボニーのあくまでビジネスパートナーでありながら信頼し合っている関係性が実に良い。
よくある一発逆転もののストーリーであるが、農場ののんびりとした空気感に登場人物たちのどこかとぼけたようなキャラクターが独特の空気感を作っている。
最後の舞台も実に微笑ましいもので、キャバレーといいつつギラギラしたものでなく、村のお祭り感が強いのが御愛嬌。みていて楽しくなった。
全体的に細やかなコメディ、細やかなピンチ、細やかな感動……と程よく良い作品を見たな……という気持ちで劇場を後にできた。