smsm

タイガー 裏切りのスパイのsmsmのレビュー・感想・評価

タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)
3.0
⚫︎続編あるある「起承転結が揃わないままアクション全振りした作品」
⚫︎特に1は評判がよかったので監督が変わってしまったのが悔やまれる
⚫︎シャールクとのアクションシーンはスケールアップして見応えあり!
⚫︎総じて音楽が単調。サルマンカーンの最新作ということでお祭りを期待したが、ロマンスコメディーシーンがなく80%がアクションシーン。インド映画をみた!!という満足感が得られず少し物足りなかった



▼以下ネタバレ



これまでのスパイユニバース作品は国民の平和を脅かす敵を許さないという大義があったのに対して、今回は息子を救うミッションからスタート。主人公が自分達のことしか考えていない。誘拐された息子とひきかえに核兵器の発射コードを盗むミッションを与えられるが、ほんの少しの躊躇の後良心の葛藤も描かれないまま決行。タイガー2以降の家族の積み上げてきた暮らしが見たいのに交流シーンがなく、そもそも息子に感情移入しずらい。真っ当に捕まったのに脱獄して何の関係もない兵士を大量に殺す。なんか救われねぇな。

ツッコミどころがあるのがインド映画だからと分かりつつも全体的にふわっと話が進んでいく。

ゾヤは息子を守るために組織の仕事を受けたとのことだか、危篤になる前のどのタイミングから潜入してたんだろうか…医師が通い始めたのはいつからなんだろうか…そもそも思想が闇堕ちしちゃった背景をもっと描いてほしい…1度目の将軍暗殺計画のとき何故おいそれと逮捕に応じたのかももっと深い思いが知りたい。
smsm

smsm