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タイガー 裏切りのスパイのMasterYuのレビュー・感想・評価

タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)
3.5
インドの国家諜報機関RAWのタイガーは、アフガニスタン潜入中のエージェントを救出。瀕死だった彼は息を引き取る前にタイガーに二重スパイの存在、そしてそれがタイガーの妻ゾヤだと告げた。
妻への疑念を持つタイガーであったが、ロシアでの任務中に襲撃を仕掛けてきたメンバーの中にゾヤの姿が・・・!

タイガーが主役の作品はこれで3作目。
ヤシュ・ラージ・フィルム(YRF)が発表した「YRFスパイ・ユニバース」としては5作目となる作品。
本作だけ観ても楽しめるとは思いますが、本作におけるネタに反応できるようにするには、タイガー主役の過去2作品、それと「WAR ウォー!!」「PATHAAN/パターン」を観ておいた方が良いでしょうね。
と言うのも、2023年に劇場鑑賞した「PATHAAN/パターン」でパターンを演じた「三大カーン」の1人、シャー・ルク・カーンが本作に助っ人として登場するし、またミッドクレジットシーンは「WAR ウォー!!」繋がりなので、そこらを知らないとテンション上がりません。
またタイガーシリーズの過去作の登場人物も出てくるので、こうしたユニバース作品をしっかりと堪能するためには、過去作品に目を通しておくのは大事ですね。

本作の構成としては、良くも悪くもこのスパイユニバースの定番的なもので、これを様式美と捉えるか、それともワンパターンと捉えるかで感想は変わりそう。
私的にはまだワンパターンと感じてはいないので、素直に流れに身を任せ、ド派手なアクションシーンを満喫したのでした。

さて今後「YRFスパイ・ユニバース」がどんな広がりをみせるのでしょうか?
ミッドクレジットシーンから次作は「WAR2」になりそうですが、「WAR」主演のリティク・ローシャンと、サルマーン、シャー・ルクの2人のカーンとの絡みはあるのか?楽しみですねぇ。
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