青春18×2 君へと続く道
清原果耶目当てで鑑賞したが、彼女の魅力が全て詰まった作品になっており、最後までしっかりと楽しめた。
18年前、高校生のジミーのアルバイト先に、4歳年上の日本人バックパッカーのアミがやって来る。二人は夏の間同じ店で働くことになり、ジミーはアミに淡い恋心を抱くようになる。
様々なジャンルを手掛ける藤井道人監督。"余命10年" の時にも感じたが、今作を観て改めて作風とラブストーリーの相性の良さを実感。
現在と18年前が交互に展開する中、アミは台湾で親切な人たちに助けられ、ジミーは日本の訪れる先々で優しい人たちと出会う。 景色や風景、文化や慣習、人々の温もりや優しさなど、台湾と日本の魅力がバランスよく配合され、"日台合作映画"としての相乗効果を随所に感じられる作品になっている。
正直ストーリー的にはある程度予想できるところはあるが、シュー・グァンハンと清原果耶の相性も抜群で、甘酸っぱい青春ラブストーリーを堪能でき、個人的に好きな日本のアニメや映画のネタが挿入されているのも好感度が高い。
表情や仕草で心情を表現する清原果耶の自然体な演技に魅了される。今後ますます彼女の活躍に目が離せない。